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ですよ!!!
行ってきましたー東京。
レポ書くにあたり色々考えたんですが、どこまで編集さんのこと書いていいのかとか
よく分かりませんね。なので完全な独断と偏見であることを先に明記しておきます。
その上で何かしらためになれば幸いです。
お邪魔した編集様は以下の4社。
講談社様(アフタヌーン、ITAN)・小学館様(IKKI)・エンターブレイン様(フェローズ)・スクエニ様(ヤングガンガン)

では、長文となりますがお付き合いくださいませ。



1日目。
結局夜行バスで行って帰ることになりました。
なので東京いる間ずっと首が痛くて痛くて。
できれば新幹線などで行くことをオススメします。
とは言いつつも、最近の夜行バスも進化していまして、以前はタオルケットだけだったのが
ミニ枕や仕切りのカーテンなど、よりよく過ごすためのちょっとした気遣いなどに溢れていました。
運転手の方がとても丁寧な接客をなさる方だったのも大きい。素敵なぽっちゃりおじさんでした。

最初はエンターブレインのフェローズ様へ。
食堂の端っこで見てもらいました。
分かりやすい青年誌なので自分の漫画はちょっと違うとは思いましたが、流石編集さん、その辺を理解しつつも、
私のために考えアドバイスをしてくださいました。
私の漫画は読みにくいというところから、男性は女性と違い感性がないのでしっかり分かりやすい漫画でないと
という話になり、男性の方だったのですが、「男は馬鹿だからさ」ときっぱり言われ、うっかり素直に「はい」
と答えてしまって、もしかしたら失礼だったやも。いやでも良く分かってると感心したんだよ…いい意味での
はいだったんだよ…。
そもそも本来漫画の存在意義とはどういったものか、という部分を大事にされているようで、
最近流行のオシャレ漫画はあまり好ましくないという考えも聞きました。
とても同意できる部分であると同時に、新しいものの取り入れも大事だよなぁと。難しいところですね。
雑誌によってそこの傾向は大きく違うのだろうと思いました。
帰りにはお忙しいだろうに玄関までお見送りしてくださって、あまりの丁寧さにびっくり。
作家を大事にしているんだろうなぁと思いました。

お次はスクエニのヤンガン。
スクエニのガンガン系で描くならここくらいかなぁと…絵的にも行ける範囲だろう、ということで。
スクエニさんのみでしたが、読んでいただいている間に、簡単な履歴書を書きました。
趣味とか書く欄があって、それが丁寧だなぁと思いまして。持ち込みって=売り込みであり書類審査を
すっ飛ばした最終面接のようなものだと思ってるんですが、そうすると作家の人間性などを吟味できる
要素が少ないですよね。作品や話の中で皆さん見極めるとは思うのですが、たった1時間そこら話しただけでは
片鱗は見えてもなかなかだと思うんです。なので基本的な情報は目に見える形でというのは
その辺も考えているなと感じました。私が深読みしてるだけな気がするが。
ヤンガンさんは他にない漫画をやる、というコンセプトだと聞いて、あぁだからいまいち傾向の
見えない雑誌なのかと思いました←失礼
最近新人に他の編集社で描かないように言い聞かせ、囲うという傾向にある編集社が多い中、うちの
編集もそうなんですが、という前置きがあって、そうした編集に当たったら、遠慮せず他に行けばいい
とおっしゃってくださいました。ほんと作家に対して親切ですね、その分作家に無理を言う会社でもあると
思いますがね←だから失礼
それは商売ということでは大事なことです。スクエニさんはその辺うまいとは思います。
自分達は描けないから、作家に対しては尊敬の念があるとおっしゃっていましたが、この方は描きたい
話があって編集やってるのかな、とちょっと思いました。
やはりエレベーターまでお見送りしていただいて、これ嬉しいけど申し訳なくてはわわわってなりますね…。

1日目ラストは小学館IKKI様。
IKKI好きを公言する裏海ですが、かなり当たり外れのある雑誌なので、編集さんもピンキリだろうなぁと思って
いましたがやはりそうだったw
悪いほうに当たりました。大事な部分を見ようとしてくれず、何が悪いのかよくわからんが、これは止めた方が
いいとうのを永遠上から畳み掛けるように…まぁ今の自分がIKKIで描けるとはあまり思ってないので
良かったのだろうとは思いますが。編集には向いてない人だったなぁ。
他2社があまりに丁寧すぎて、見終わったらさっさと奥に消えてしまわれた時は逆にはわわわしました。
あ、小学館のビルでかすぎて気持ち悪かったです。

1日目終了。
ホテル行く道に素敵なおにぎり専門店があったので夕飯に食べました。
めっちゃくちゃおいしかった。いかにも職人なおじさんがしゅぱぱぱ!!と手際よく作ってくれまして。
持ち帰りで頼んだのに、おばさんがお茶を出してくれました。素敵!
機会があったらまた食べたいなぁ。

2日目!
講談社オンリーなので護国寺付近をひたすらうろうろしてました。
護国寺にも行ったんですが、都会のど真ん中であんな立派なお寺あるんですね。本堂の中写真撮りたかった…。
講談社の建物が思わずお役所かよ!と突っ込みたい外見で。来客用の建物はちゃんとしたオフィスだったんですが。
天地明察の映画ポスターなど大きく貼ってあって宣伝乙でした。

まずはアフタヌーン。
青年誌でも女性読者多そう、と思ってましたがそうでもないみたいで、男性読者が普通に多いそうです。
アフタのイレギュラー作家陣が好きで行ったのですが、傾向は違うようでした。
大人が読んでも得する漫画とか流行だしありじゃないかとも言われ、個人的に知的好奇心はある方なので
それをテーマにした作品もありっちゃありかなぁと。本分ではないとしても、選択肢のひとつくらいには
なりえそうです。女性編集の方でしたが、男性的な雰囲気を持った方でした。私には合わないタイプで
ちょっと怖かったけどかっこいい人でした。

ラストITAN。
唯一の女性誌で唯一お茶が出ました。あざす。
予約電話の時は女性の方に見ていただくことになっていたのですが、その方が急遽ご予定が入ってしまった
ということで、別の男性の方に見ていただきました。この人がまた話しやすい人で、女性みたい(笑
女性誌の方だからなのか、男性にしては類まれな感性をお持ちの方でした。個人的に女性と話すことが
苦手なのでありがたかったです…。
ITANの中でもプッシュされてる作品が好きで、その作品が何故好きなのかというと、
人間が描かれているから。編集の方も人間を描くことを大事にされていました。そして、3作見て頂いたのですが、
とても丁寧に見てくださって、私の人間性までをも見透かすように。
とても感動しました。読みにくく伝わりにくい漫画の中から、私の大事な部分をひょい、と拾い上げて、
それを大事にもっと掘り出していけば、きっと素敵な漫画が描けるよと。
他の誰も、私自身も気づいてなかった部分を指摘されたときはほんと驚きました。
30くらいまでに漫画で食えるくらいになるのが目標なのですが、その先の目標もできたよ。
いつかお世話になりたいと思いました。なので続いてねITAN…。商業という点ではとても心配なので(笑

帰りは遅めの時間のバスなので、待つ間カラオケに引きこもってました。
そこで色々反省会をして、せっかく来たんだからとちょろっと歌ったんですが、歌ってる間に涙出てきて(笑
バスの中でもこれからのこと色々考えてたら涙出てきて、仕切りカーテンあってほんとよかった(笑
充実した2日間でした。
編集の方、東京で右も左も分からない裏海に親切にしてくださった方、本当にありがとうございました。



以上、レポート終わり!
大学生を経験していないのでレポートがどういったものかよく分からなかったのですが。
いいのかしらこれで…自分が色々読んだレポとはなんか違う感じになってしまったよ。
さて、今回の持込で分かればいいなと思っていたこと、事実上の己のレベル、出来ることとできないことなど、
あらゆることにある程度の答えが出たのでよかったです。
今のところ、現時点での私の漫画はどこにも属せない、女性向けな絵のくせに話がそうじゃない(笑
単純なものではないということだからそこは嬉しく思うけど、悪くすればただのアンチ野郎です。
その道のプロである編集さんに見てもらえばある程度指針を示してくれるんじゃないかと淡い期待を
抱いていたけれど、結局分からずじまい。それがどういう漫画かは読者が決めることだから、
世に出るまではずっと分からないものなのかもしれんな…。
とりあえずヤンガンさんにお世話になることに決めました。
担当となる編集さんが、わりと好きなものが一致したんですよ。そして、自分じゃ描けないけど
描きたいものがあるから編集やってる、ような気がしたことと、それが私のやりたいことと遠からずだということ。
やりたい、描きたいものをシンプルに見せるならここだと思ったし、現状私が学び改善しなければならないのは
分かりやすさとその見せ方。一番自分が無理せず出来そうとも思ったので。
あとはやっぱり、まだまだ自分の人間性の未熟さでは描けないものが多すぎます。修行せねば修行。
一緒に修行できたらと思います。うっす。
最初の修行としてオススメされた脚本術の本を東京で即買いして読んでます。くそ面白ぇ。

こんなもんかな…これから忙しくなるぞ。フフフ。戦いは嫌いですが久々に戦う意志がふつふつと。フフフ。
裏海は無事ひとつことを成せました。応援してくれた人、励ましてくれた人、ありがとう。
がんばります。




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おつかれさま^^*
過酷なスケジュールご苦労様ッス!疲れたっショ、暫くは泥の様に眠るがいい←
是非今度お茶と共に詳しく訊かせてねェ♪
阿。 2012/09/26(Wed)23:32:07 編集
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